施術報告『首・肩まわりのコリを治したい』

施術報告『首・肩まわりのコリを治したい』

お客様情報・症状

  • 年齢・性別:40代・男性
  • お仕事:デスクワーク中心
  • 首や肩周辺でコリを感じていて、寒い日などは特に強く感じる
  • 最近骨盤付近で違和感を感じている

カウンセリング結果

・こりは首~肩にかけて肩甲骨の内側付近にも感じているとのこと。

・頭痛や肩の可動域制限はなし。(野球でボールを投げても痛みはない)

・肩甲骨の動きは良好。

骨盤内の関節付近に痛みやだるさがあり。

・以前からお腹下部(おへそのやや下辺り)を押すと軽く痛みがある。(病院の検査では内臓の異常はないとの診断を受ける)

・座った時の姿勢は骨盤が後ろに傾いて、背中は丸まり頭が身体の中心線より前にあって、あごが前に突き出ている

原因は?

首~肩こりの原因「僧帽筋」という筋肉です。

画像引用:アプリ「筋のトリガーポイント」

この画像は、僧帽筋のトリガーポイントと関連する痛みが出現する場所を表したものです。

施術前検査で僧帽筋の状態をチェックしていくと、画像内のちょうど×付近に硬いこり(=筋硬結)があり、お客様が普段感じていたコリの部分とも一致したので、原因が特定できました。

 

ちなみに筋硬結の状態であれば痛みは押すとその部分だけに感じる程度です。

しかし、筋硬結の状態が冷えや血行不良などによって悪化すると、トリガーポイントが発生します。

トリガーポイントが発生すると、広範囲(先程の画像内の青い部分)に痛みが出現して、頭痛や肩の可動域制限など、さらなる不調を引き起こすことにもなります

 

骨盤内の関節の痛みやだるさについては、直接圧迫しても痛みはなかったため、炎症による痛みではありません

また、立った状態で前にかがんだり後ろに反らしても痛みはなく、骨盤のゆがみもありませんでした。

骨盤に原因がないとすると、他に考えられるのは脚かお腹か背中です。

 

そこで、以前からお腹の下辺りに押さえると痛いところがあるということだったので、腹直筋(お腹の真ん中にある筋肉)をチェックしてみることにしました。

すると、腹直筋の下部にトリガーポイントがあり、お客様が感じていた押さえると痛いところと一致したので、痛みやだるさの原因は「腹直筋」と判断しました。

画像引用:アプリ「筋のトリガーポイント」

この画像は、腹直筋のトリガーポイントと関連する痛みが出現する場所を表したものです。

トリガーポイントがあった場所もちょうど画像内の下側にある×の部分で、関連する痛みが出現する範囲に骨盤内の関節が入っているので、原因が腹直筋にあると特定できました。

今回行った施術の内容

まずは、僧帽筋と腹直筋の筋硬結のリリース(解放)を行いました。

筋硬結のリリースでは、硬結部を直接指で圧迫し、少しずつゆるんでいくのを指先で感じながら、徐々に圧を加え、90秒程の持続圧迫を行いました。(痛みはほとんど感じません)

リリース後は筋膜のつながりを考慮に入れて、僧帽筋や腹直筋と関連する筋肉をほぐし、筋硬結によって縮こまっていた僧帽筋と腹直筋をストレッチでしっかり伸ばしました。

 

最後に、座った時に骨盤が後ろに傾くのを修正するために、ひめトレを使った呼吸エクササイズを行い、今回の施術は終了となりました。

施術後は骨盤内の関節の痛みやだるさはなくなり、首や肩のコリは完全消失とまではいきませんでしたが、お客様は「首や肩が軽くなった!」とおっしゃっていました。

まとめ

今回は痛みも少なく、動きの制限もなかったので、筋肉の調整を中心に行い、関節部の調整をする必要はありませんでした。

今回原因となった僧帽筋と腹直筋の筋硬結・トリガーポイントですが、それが発生した原因は「座り姿勢」にあると考えられます。

 

まず座った時に骨盤が後ろに傾くことで腹直筋が収縮します。(腹直筋は骨盤を後ろに傾ける筋肉なので)

次に骨盤が後ろに傾き、背中が丸まっていくことで、頭が身体の中心線より前あごが前に突き出した形となり、僧帽筋は収縮します。

結果、この座り姿勢を続けていると、腹直筋と僧帽筋は収縮したままとなり、筋硬結・トリガーポイントを引き起こすことにつながります。

 

これらを改善・予防するためには、筋硬結部を取りのぞくだけでなく、後ろに傾いた骨盤を起こし、正しい位置で安定させることが重要で、そのためにはお腹や腰周りにあるインナーマッスルをしっかり機能させることが必要です。

とまり木整体院では今回のようにひめトレを使った呼吸エクササイズで、お腹~骨盤周りのインナーマッスルを鍛えるトレーニングも行っています!