スポーツにおいて重要な【肩甲骨の引き】

スポーツにおいて重要な【肩甲骨の引き】

スポーツに多いオーバーヘッド動作

「オーバーヘッド」とは、腕や手を肩~頭より上に挙げることを指します。

『野球のスローイング』『テニスのサーブ』『バレーボールのスパイク』などがこれに当たります。

オーバーヘッド動作はスポーツの中でも特に多い動きです。

そんなオーバーヘッド動作で重要となってくるのが【肩甲骨の引き】

 

例えば野球のスローイングの時、

 

腕を肩より上に挙げる前はこのような状態になります。

この写真の時は肩甲骨を出来る限り動かさず、右の肩関節と腕だけで後ろ(背中側)に引きました。

 

では、この動作に肩甲骨の引き動作を加えるとどうなるか・・・↓

 

右の肘や手が見えるぐらい、先程よりも腕が後ろに引いた形になりました!

みなさまも一度同じような形をとってみてください。

体全体を右にひねらずに、どこまで腕を後ろに引くことができますか?

 

この動きがうまくできないと・・・

①肩や肘を痛めやすい

オーバーヘッドスポーツにおいて、最も多い障害が野球肩やテニス肘といった肩や肘のケガです。

【肩甲骨の引き】がうまくできないと、腕を肩のラインより上にスムーズにあげることができません

いわゆる「肘が下がった」状態です。

その状態で無理に腕を高く上げようとすると、肩や腕の筋肉にかかる負担は増し、それを続けているといずれ肩や肘を痛めてしまいます・・・。

 

②体幹部の安定性低下や腰痛

高く上がらない腕を無理に上げようとする時、人は体を反対側に倒して、高く上げた形を作ります

(右投げの場合、体を左側に倒す形になります)

しかし、これはあくまで形だけで、実際には腕が上がっているわけではありません。

腕が上がっていると思い、この投げ方を続けていると、背骨や骨盤への負担が増え、体幹部の安定性低下や腰痛などの障害にもつながります

 

肩が前に出ている人は要注意!

これまでの経験上、スポーツで肩や肘の障害でお悩みの方や腕が上げにくいという方の多くは、このような姿勢になっていることが多いです。

出典:コアコンディショニングとコアセラピー

このような肩が前に出た姿勢になっている方は、肩甲骨周辺で組織の癒着が起こっていることが多く、肩甲骨の可動性が低下していることが多いです。

 

肩甲骨の可動性低下を引き起こしやすい癒着部分

画像引用アプリ:VISIBLEBODY®

癒着のある状態で無理に肩甲骨の引き動作を行おうとすると、かえって肩の関節を痛めることにもなりますのでご注意を!

 

肩甲骨の動きを取り戻そう!

まず大事なことは癒着部分をとりのぞき肩甲骨自体の動きを自由にすることです。

そこから【肩甲骨の引き】を無意識かつスムーズに行えるようにトレーニングしていきます!

 

私自身も小学5年から高校まで野球をしていましたが、立甲という考えを知り、自分自身でも肩甲骨の動きを変えて、【肩甲骨の引き】を入れた投球動作をしてみたところ、明らかにかつてやっていた動きとは違うことが分かりました。

それと同時に、「学生の時に知っていればな~」とも思いました(笑)

スポーツ、特にオーバーヘッドスポーツをしている方や学生さんにはぜひ知っていただきたいことなので、ぜひ一度コンディショニングを受けてみてください!


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